【2022 土壁ワークショップ概要】
水の杜クラウドファンディングの進捗に合わせて、ただ今進めている納屋の改修では壁を土壁によって修復させていきます。
「土壁」とは、土に藁を混ぜて水で練ったものを塗り固めた壁のことです。調湿性に優れた土壁は、湿度が高ければ空気中の水分を吸収し、湿度が低ければ水分を放出して過度な乾燥を防ぎます。
また、冬に多い結露も防止してくれるため、カビの発生も抑えます。さらに、水分だけでなく空気の通りも良いため、窓を開けて換気をしなくても常に室内の空気をキレイに保つことができるので、土壁は「呼吸する壁」とも言われ、湿度の高い日本の気候に最適です。また、熱や冷気を逃がしにくいという断熱性も持つため、冬場は暖房の温かさを維持しやすく保温性に優れています。
本ワークショップでは、土壁に適した土を周辺の環境から探し、土を掘り出し、藁を混ぜて寝かせる作業から進めていきます。
①土作りワークショップ
8月27日、28日、29日に開催。 まずは土掘りと土作りのワークショップを開催いたします。
②竹子舞ワークショップ 9月10月ごろの予定。
土を発酵させている間に、竹子舞を組むワークショップを開催します。
③壁塗りワークショップ 11月12月ごろの予定。 土の発酵が進み竹子舞の準備が整いましたら土壁塗りのワークショップです。
上記の通り、大きく3段階に分けてワークショップを進めていく予定です。長丁場となりますが、ゆっくりと土壁の土を育てていく作業から学びと実践を共有してまいります。
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①土作りワークショップ
8月27日、28日、29日に開催
8:00集合 時折り休憩を挟みながら作業
11:00〜12:00ランチ(地域食材を使ったオーガニック弁当1,000〜1,500円ほどをご用意います。)
13:00頃 解散
◆定員 大人10名ほど
◆参加費 2,000円/一人
◆お弁当代(1,000円〜1,500円程)は別途 要申し込み
◆場所:かごめらぼ 栃木県芳賀郡茂木町町田737-2
◆持ち物&服装 長袖長ズボン、長靴あるいは地下足袋、帽子、手袋、手拭いは必ずご準備下さい。 移植ゴテは出来るだけご用意下さい。 もし手元にありましたら、 手箕、バケツ、剪定鋏、ノコギリ、ツルハシ、ケンスコ、ミツグワもお願いします。
◆申し込み方法 参加人数、参加者のお名前、お弁当の申込有無、代表の方の電話番号をkagomelabo@gmail.comまでご連絡下さい。
【土壁講師:望月崇史】 法隆寺の宮大工として有名な西岡常一の大ファンの父親の影響で、幼少期より大工を志す。 福島県の会津地方にて、歴史的な価値のある建造物などを手がける阿部政敏氏の元で十年間修行。 仕事の縁で益子へ、現在は茂木町に暮らし、栃木県に移住して六年近くになる。 濱田庄司縁の古民家の土壁や、茅葺き屋根の修復作業にも携わるなど活躍の場を広げている。
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